放棄茶園

御多分に漏れず我が家も放棄茶園と(正確には近くなった)なりました。

私などは暫くほっぽらかしておいても良いと思うのですが、やはり親父お袋にしてみれば皆が一番茶を刈っている最盛期に家でごろごろしているのはいたたまれず、裏山の茶園のお茶を刈り落としています。

私にしてみれば何も今やらなくともと思うのですが。
「体操と思ってやっているからいいよ」とお袋は言うのですがやはり心配になります。
以前に比べれば物言いも柔らかくなったお袋。

やってくれるのはありがたいことなのですが。
無理をしないようにやってくれれば思います。
が本当はやってくれないほうが気楽なのですが。。。

昨日の夕刻ちょっと時間が空いたので裏山を見ながら白ワインで一杯やっている(これ本当に至福の一時)と親父が鎌を持って山に登って一番茶をとらない茶園に生えてきたタケノコを切ってくれていました。
そんな姿を見ながら飲んでいた親不孝な自分を別に責めるのでもなく気にするのでもなく、親父は黙々と茶畑に生えた隣の竹のタケノコを釜で切り倒してくれていました。
そして丁寧に境界線を管理してくれていました。


もう家の車庫に今年の燕が巣をかけに来ていました。
「親思ふ」松陰の歌燕来る  宙



  


2015年04月30日 Posted by 宙さん at 20:13Comments(2)

一番茶

一番茶の時期です。
学校もお茶刈り、製茶と忙しい毎日を送っています。face01

我が家はお茶をやめましたので、今年はお茶刈りはありません。
なんか今までとは違った変な気持ちですが。
(茶の樹を整える位の管理は行っていますが。)

私は楽をさせてもらっていますが若い先生方で早い方は、午前2時から製茶工場の仕事になります。本当に頭が下がります。face02
(私も共同の茶工場でお茶を揉んでいたころは夜中にやっていました。)
今年は1年次生の産社の授業は、本校の茶園がある高田ヶ丘農場まで生徒と歩いて往復しています。
今まではマイクロバスで往復していたのですが今年は歩きです。
今が一番良い時期です。
ただこの授業あと15回位あるのですが。。。。。


「長野」という赤ワイン今日飲んでみました。
美味しかったです。
最近どっぷりとワインにはまってしまいました。
飲み会は申し訳ないのでワイン代3000円を最初に払い一本入れてしまいます。(笑)
ビールは約束通り自分では買っていません。

最近読んでいる本・雑誌
山月庵茶会記 葉室麟
俳壇
農業と経済
趣味の園芸

  


2015年04月26日 Posted by 宙さん at 23:23Comments(0)

徒然なるままに

今晩河城地区コミュニティー「豊かな心を育む部」の初会合を終了し戻ってきました。
皆様お疲れ様でした。
生涯学習委員も4年目に入りましたがろくなこともやらずに代表になってしまったことを本当に申し訳無く思っています。

今日は仕事のPTA役員会の後夜「豊かな心を育む部」の会合とちょっとハードでした。face02

コミュニテーの方が副部長だったので仕事の課長よりちょと偉かったのかな。(爆笑)face02

ただただ思うことは、今は仕事柄PTA関係をやっていますが、若い連中からすればなんだもっと生徒のことやれよと思われているんだろうなと思ったりもします。
実際私も若い頃はそう思いました。
子供叱るな来た道だもの、
年寄り笑うな行く道だもの、
来た道行く道二人旅、
これから通る今日の道、
通り直しのできぬ道

大和屋物語 大阪ミナミの花街民族史  神崎宜武  岩波書店
こういう本大好きです。
吉井勇の「かにかくに祇園は恋し寝るときも枕の下を水の流るる」を思い出します。粋な世界。こんな世界に生きたいものです。なかなか今の自分と比べると。。。。。

でも毎朝5時に起きて夕食の支度をして夜の10時に帰ってくる家内と一生懸命田んぼの世話をしてくれる親父、ぼけずに毎日「仕事大変だね」といいながら家を守っていてくれるお袋。まあなんとか真面目にやってくれている奨学金をもらえた小僧。こんな現実世界を本当にありがたいと思います。


  


2015年04月22日 Posted by 宙さん at 22:32Comments(1)

みのるさの ほっこり「いいあんばいです」いただきました。

先日河城コミュニティー協議会の定期総会に出席させていただきました。
皆様の御活躍の様子がよくわかり、自分も少しでもお役に立てればと思いました。

それにしてもなんと「総会」の多い季節。ああそうかい。。。寒!!!face07
これ今思いついたギャグ。生徒には、うけないな絶対。。

まあ仕事は、相変わらず慌ただしい毎日ですが。。。。

さて、コミニュティーの総会の時に「河城の一住人」様の編集による「みのるさの ほっこり いいあんばいです」 静岡新聞「ひろば」投稿文集をいただきました。
「はじめに」によれば、氏は「ちゃこちゃん音頭」の作詞家、15年にわたり静岡新聞の読者投稿欄「ひろば」に投稿を続けておられるそうです。

「ひろば」。。どっかで聞いたような名前。
そう言えば結構この「ひろば」というネーミング多いですね。
私も、以前教職員の互助新聞の「みどりの広場」に記事を載せていただいていたことがありました。草花の作り方を少しばかり書いていましたが、結構反響がありました。
しかし、読んでくださった理由は丁度掲載されていた場所が訃報の一覧の前で。。。。それでついでにみてくださったのだと思います。
私の所属している俳句結社「椎(しい)」にも「ひろば」といった誌友の文章の投稿欄があります。
私のブログの「宙さんのひろば」はこれを真似したり意識したわけでは決してありませんが、やっぱり頭に入っていて無意識に名前をつけてしまったのかもしれません。後からあっと思いましたが。。。当時はブログの消し方もわからず、そのままにしてしまい、恐れ多いことですが、今日に続いております。

「みのるさ」のお話は、戦争中の体験や農業、自然、健康等幅広い内容で、楽しく拝読させていただきました。
益々の御健康、御活躍をお祈りしますとともに、この記事を紹介していただいた「河城の一住人」様に感謝申し上げます。face02

昨日は、浜松でのお葬式、今日は家で役員会やら総会の資料作りを行いました。当たり前ですがこんなことは残業時間には記録されません。(笑)

明日雨だと実習できないかな。

今回通販で購入したバローロの白ワイン、適当な価格で結構美味しかったです。
ビールいただきました。
ビールは自分では買わない決意をした私ですが、おかげさまで不自由はしていません。微妙。。。。face02
最近読んでいる本
これを大和言葉で言えますか? 知的生活研究所 青春文庫


  


2015年04月19日 Posted by 宙さん at 16:42Comments(0)

議案書

議案書作りに追われています。
5月の総会に向けて、4月末の役員会、5月中旬の役員会、そして5月末の総会と忙しい毎日です。
これ出てきていただく役員さんも気の毒だなと思いながら。。。。

久しぶりの議案書作りで、多くの先生方を探しながら作っています。

そう言えば若い頃苦労して作った議案書を配って歩いたところ、「ありがとね」と労いの言葉をいただいたのだが、何と次の瞬間その私のお配りした議案書は私の目の前で、直ぐにゴミ箱に捨てられました。御本人に全く悪気はなく反射的な行動であったと思いますが。「資料作り大変だったね。でも私いらないや」といった行動であったと思いますが。(けっしてこの先生と私は仲が悪いわけではなく、むしろ仲良しでした。)まあその後、本人もちょっとその蛮行をまずかったなとは思ったらしかったですが。あまりにもその見事な素早い一連の動きにその後、二人で大笑いした事を思い出します。今でも当時の話をして二人で大笑いしています。(その方はもう立派に副校長を務められ御退職されましたが。(笑))face15
まあ、毎日配られる膨大な資料も、以外とこんなもんかもしれません。

でも、自分で作ると本当にミスが多いのですが、結構他人から引き継いだ資料では、なんとなく自分なりにここはこうした方がなんて考えながらやっていると直したくなってしまいます。でも、あんまりワアワアいっても悪いしなどと気を使いながら。
これをやりだすとなかなか進まなくなってしまいます。
まあ、できるだけ早くちょっとでも良いものができればということだとは思いますが。。。

しかしこういった仕事をさっと正確にこなす先生方や事務の方を見ると凄いなと思います。face02
  


2015年04月14日 Posted by 宙さん at 00:47Comments(0)

自治会総会

今日は夜自治会の総会がありました。
生涯学習推進委員として紹介していただきました。四年目に突入です。(笑)
おつかれさまでした。
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地元出身の議員さんから菊川駅北口の開発の話もありました。
菊川もだいぶ変わってきました。

私の地元の友田も高齢化(我が家も含めて)が本当に進んできました。
いろいろ考えさせられます。face02


耕作放棄茶園に雨が降りそそいでいます。
今年やめし裏の茶山や花の雨
例の「根岸の里の詫び住まい」ではありませんが、何となく「耕作放棄茶園」を入れると俳句ができてしまいます。(笑)
安易に流れてはいけないとは思いますが、それなりに当事者としては季節に応じて耕作放棄茶園の姿を見れば思うことがあります。ですから、当然同じ放棄茶園でも春には春の、秋には秋の思いがあります。決して安易に作った俳句ではありません。しかし、季語の選択には十分な配慮が必要なことは言うまでもないとは思いますが。季語が動かないと言うことですね。難しいなあ。face15

最近読んでいる本
飯田龍太句集 山のこゑ 広瀬直人編

  


2015年04月12日 Posted by 宙さん at 23:42Comments(2)

花の雨

誠に申し訳なかったのですが本日飲み会のお誘いをお断りして夕方から、風邪薬を飲んで寝ていたおかげでだいぶ調子が良くなりました。
(若い頃はアルコール消毒だといって街に繰り出したもんでしたが。。。。)
また誘ってください。face02

この頃風邪をひかなかったのですが喉が痛くなってしまいました。
ホットレモンに「イソジンのうがい」(これかなり効果があります)といつもの風邪っぴきの初っぱなの対処をしましたが、天候不順のせいかなかなかよくなりませんでした。
皮肉なことに休みたい時には仕事が重なるもので、仕事をやりながら治した(治しつつある。。。)という感じです。

今日は草花の授業で、春播きの草花の種子を播きました。好光性種子(こうこうせいしゅし)を高校生が播きました。。(寒。。。)

外にはまだ桜が咲いていましたが、かなり寒かったです。
「花冷え」でした。おまけに雨も降ってきました。
今日から授業が始まりました。

やたら文章を作っている毎日です。外部との連絡、調整も多くなりました。一回弓道場に、放課後、部活の紹介の日に顔をだしたら、教頭が探しにきました。。。。。

最近読んでいる本
天下を汝に 戦国時代の雄 今川氏真 赤木駿介 新潮社

  


2015年04月10日 Posted by 宙さん at 23:34Comments(2)

4月7日の記事

なかなか思うように行かず悩む事が(悔いること、反省すること、。。。思うことかな。)の多い一日でした。
皆様のおかげで入学式終了いたしました。ありがとうございました。

ちょっと風邪気味です。


  


2015年04月07日 Posted by 宙さん at 21:35Comments(0)


金曜日の飲み会は珍しく遅参。
飲み会には絶対に遅れてはいけない。と若い頃に教わり、それを信条として常に忠実に実践してきた私としてはとんでもない不覚を取ってしまった。face08
ばたばたとして、他の方に声をかけていただくまで飲み会を忘れていた。(笑)
土曜があったので一次会で帰ってきた。

仕事の関係で牧之原から相良あたりに土曜日に出かけた。
山桜を始め沢山の桜の花を見ることができて良かった。
桜も毎年じっくり見たいなとは思いつつバタバタしている内に散ってしまうことが多く、通勤路の桜をみるだけで終わってしまうことが多かった。
そういえば、ネットで桜の原産地が「中国」「日本」「韓国」のどの国かで意見が割れているそうである。
家内に話したら「何処でもいいじゃん。」と言っていたが、まあそう言ってしまえば元も子もないが。
多少なりとも花を教えている身にとっては、そうも言っていられないのである。face15
仕事の合間ではあったが移動の途中で桜の花を楽しんだ。
そう言えば静岡に通っていた頃、駿府城のお堀一面に見事に桜の花びらが広がり感動したことを思い出した。
今頃駿府城のお堀は今年も桜の花びらで埋まっているだろうなと思うと少し恋しくなった。
「かにかくに駿府は恋し四月にはお堀の中を桜流るる」(笑) 吉井勇の本歌取り。face04
ネットに日本の川が桜の花びらで埋まる光景に中国の方が感動した記事が載っていたがその通りであると思う。

花筏(はないかだ)、花屑(はなくず)、飛花、花の渦、、、桜の季語も数え上げればきりが無い。

忙中閑あり、今年はいつもより桜が沢山見られて良かった。

桑原武夫著  周知の通り俳句の「第二芸術論」で有名な方であるが、昭和二十八年の「フランス印象記」初版本を読み始めたが、私には少々難しいようである。
  


2015年04月05日 Posted by 宙さん at 23:34Comments(0)

万愚節の翌日


煩雑な日常
仕事も部署が変わりなかなか慌ただしく毎日が過ぎて行く。
なかなか気づかぬ事が多く御迷惑をおかけする。

忙しいことはありがたいことではあるが、ついつい余裕がなくなると不機嫌になりがちであるが、最近自戒の念を込めて思うことは。。。
どこでもどこの時代でもやはり人間関係は難しいものであり、組織で働く以上は、気苦労は付きものなのである。。と自分に言い聞かせている。
皆苦労しているし、自分以上に苦労している人も多いし、自分の見えていないところで頑張っている人が沢山いるのである。
「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」である。なんて偉そうなことを書いてしまった。。。。

反面、「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」
しかしまあ、まともに考えれば頭にくることが多い事も事実ではある。。。。。

桜花を見れば
帰り際に駐車場の横を見ると、裂けた老木から見事な桜の花が咲いていた。
感じ入るものがあった。
丁度夕刻の小雨の中で、旺盛な詩心があればなんか素晴らしい文学作品ができたであろうに、写真を撮るにとどまった自分が寂しかったが。

また、農場に行く道にも桜の花が沢山落ちている。

甃(いし)のうへ

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音<あしおと>空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
廂(ひさし)々に
風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

高校時代に教えていただいた、私の大好きな三好達治の詩である。

志功の版画の流離抄を見れば 花深所無行跡
棟方志功の版画の流離抄を夜読んだ。
わが胸の鼓のひびきとうたらりとうとうたらり酔へば楽しき
表紙に金の版画にこの歌がほどこされた昭和初期の本である。
ワインは今日はコンビニのワンコインのワインであったが。

打たるるもよしや
打たるるもよしや玉手に抱かるる君が鼓とならましものを
私の部屋に吉井勇のこの短冊が「かにかくに祇園は」の横に掛かっている。

さて、炬燵で疲れて寝ている階下の妻を起こしに行ったものか、それともそっと寝かせておいてあげたものかと、また暫く眠れそうにない。



  


2015年04月02日 Posted by 宙さん at 23:41Comments(0)